
お重詰め・詰め方の種類とコツ


お重詰めは、何品もの料理をきれいに詰めるのが大変と敬遠されがちですが、基本にそって詰めていけば、誰でも美しく詰められます。お重詰めがあるだけで食卓がぐっと華やかになって、お正月気分がいっそう盛り上がるはずです。写真のお重詰めを参考に、ぜひチャレンジしてください。
お重詰めの種類
お重の詰め方はいろいろありますが、上の写真では次のような詰め方をしています。

【壱の重】段詰め
一番正統的な詰め方で、縦と横のラインを重箱の辺に平行に詰めると見栄えが良くなります。それぞれの料理の間は、葉らんを使って仕切りをすると、引き締まった印象になり、味移りも妨げます。

【弐の重】枡形詰め
祝いの席で使われる枡の形を模した詰め方で、重箱の中を斜めに区切って詰めます。今回、真ん中の斜めの部分には、家族みんなが大好きな、手作り料理を詰めてみました。

【参の重】扇子型詰め
扇のような曲線を描く詰め方で、素材の丸みを活かすと美しく仕上がります。
お重詰めのコツ
- 蒲鉾などのように詰めても形がくずれないものを先に詰める。
- 奥から手前に詰めていく。
- 味や香りが移らないように、仕切り(葉らんなど)や器を使う。
- 厚みのないものは重ねて盛り、全体の高さを揃える。
- 魚や海老などは、頭を左にする。